子育てサポートグループのためのセミナー&交流会を実施しました。
2014年07月16日
7月10日、「子育てサポートグループのためのセミナー&交流会」を実施しました。
高島市内で市民による子育てサポートグループの活動はいくつかありますが、お互いの活動目的や内容など情報交換する場があまり無かったそうです。
また、せっかくの機会ですし、大津市で「ママのための保健室」を開き、相談対応などの活動を15年してこられたNPO法人マイママ・セラピーの代表 押栗泰代さんに活動についてお聞きすることにしました。
NPO法人マイママ・セラピーのホームページ
開催案内のブログです。
まずは、自己紹介とそれぞれの活動の紹介をしていきました。
★NPO法人絵本による街づくりの会
2004年に、「子どもの笑顔があふれるまち、豊かな心を育むまち」を目指して設立しました。高島市の豊かな自然や里山で子どもたちの自然体験キャンプをしたり、絵本に出会う講座などをしています。いつでも、誰でも、絵本に出会える常設の活動拠点を持ちたいと思っています。
★子育て支援グループ「サンサン」
2010年に、市内の保育園や幼稚園に関わるメンバーで設立。市立保育園にある子育て支援センターのサポートやイベント、講演会などでの託児に対応しています。
★家庭教育支援チーム「パラソル」
高島市社会教育課が呼びかけて、今年度からパラソルが活動を始めました。家庭教育アドバイザーや関心のある市民、孫育て講座の受講生などがメンバーです。月2回、第2水曜日と第4土曜日に、新旭町のエスパで「ひろばパラソル」を開き、子育て相談や絵本読み聞かせなどしています。
★寄里藍(よりあい)
マキノ町国境の願力寺で子育てサロンを開いています。子育てに迷ったり、悩んだりした時に、ホッとリフレッシュできる場づくりをしています。囲炉裏で火のぬくもりを感じながら、自然の中で遊んだり、昼食を食べて、子どももお母さんもゆったり過ごしています。
★NPO法人元気な仲間の高島市ファミリーサポートセンター(たすけあい高島)
よろしく会員(利用会員)と、まかせて会員(活動会員)が、お互いに支えあう仕組みです。緊急の託児依頼などもあり、まかせて会員に連絡してつないでいますが、コーディネーターが対応することもあります。子育てに関する悩みをただただ聞くこともあります。
5つのグループ、それぞれの成り立ちや活動について共有しました。

押栗さんから、NPO法人マイママ・セラピーの活動についてお話いただきました。

2000年、公民館を使いながら「マイママ・セラピー」の活動を開始。子育て中のお母さんの不安や相談に対応してこられました。ご自身の経験から、産後間もない不安定な時期をサポートする「0から始まる親子の絆づくり」をテーマに活動されてます。
ベビーマッサージの教室を始めると、育児に悩む方がたくさん集まって来られました。保健指導というと厳しいこと言われるイメージだったのが、入り口をファッション的にすることで、人が来やすくなったそうです。
毎回、必ずアンケートを取り、多くの「私の不安」が寄せられ、それを分析する中で支援の対象が見えてきたそうです。
○「母親としての不安」は、子どもの成長や病気など子どもがいくつになっても未経験の不安はあり、母親はずっと対応していくことになります。
○「女性としての見通しが持てない不安」は、出産、育児をしながら、仕事への復帰や自分らしく生きられるかなどに不安を抱えている姿ありました。
そこから「産後の女性支援」に視点を変えてきたそうです。
現在、マイママ・セラピーは大津市の丸屋町商店街の中で「マイママ・ハウス」を拠点に教室などを開いています。そこで、0歳児の親子教室からつながり、産後の女性が小さなグループを作り、友達ができ、お互いに支えあい自立されるのをサポートされています。
教室では「未来予想図」を作るそうです。
「私」自身のイメージ、家族のこと、不安、好きなことやこれからの私を表現していき、目標を作り、新しい自己発見につなげるのです。

家庭看護、気軽に子どもの相談ができる場、気持ちの解放、「楽になる」のを前提に産後の女性が、不安や悩みを解決し、自分に自身を持てるようになってほしいと願って活動を続けてこられました。教室では子どもたちが育っていくのを目の当たりにしてもらい、母も一緒に育っていくことに気づいてもらうようにされているそうです。
子育てサポートをする上で、自分たちの活動について、いつも考えてほしいこととして上げていただきました。

・私は何のために支援をしているのだろう?
・私の支援で何が解決できるのだろう?
・対応の手法が間違っていない?
・話を聞くのはどうしたらいいのだろう?
・私はどのような支援者になりたいのだろう?
・私は何がしたいのだろう?
マイママ・セラピーの運営は、経済的自立を意識して事業して来られたことで、必要とされている女性と家族に、丁寧な深いサービスを提供することができるようになったと言われてました。今年の秋には大津の西武百貨店でもマイママ・ハウス2号を開くことになるそうです。
「家族の絆を作る。お母さんが笑うと家族が笑う。」そんな活動の場がまた広がります。
コーヒーブレイクの後は、押栗さんへの質問タイムにしました。

教室は0歳を対象とされてますが、1歳になったらどうなるの?
1歳以上は、会員になって利用していただいてます。教室のグループ5組なんですが、子どもが2歳になっても、3歳になっても就学年齢まで、グループでマイママ・ハウスを利用していただいてます。
「ゆりかごタクシー」のご紹介もしていただきました。
陣痛、破水を迎えた妊婦さんへの対応方法について研修を受けたタクシードライバーが病院や産院への送迎に対応する仕組みです。
救急車の適正利用と妊婦さんの安心、安全をめざして、滋賀県のタクシー業界と国土交通省、ドライバーの研修には医師会、看護協会が対応し、業界を越えたネットワークで実施されています。
大津市は24時間体制でゆりかごタクシーが対応しています。
彦根市、草津市、栗東市で対応が始まっています。
米原市、長浜市、東近江市でも要望が出てきています。
高島市、甲賀市では、まだこれからです。
次回の交流会には、それぞれ描いている「高島市をどんな町にしたい」と思っていることを共有して、一緒にできることや分担できることを話してみたいね。という意見がありました。
また、ぜひ続きを開きたいですね。
報告は坂下でした。
たかしま市民協働交流センター
高島市内で市民による子育てサポートグループの活動はいくつかありますが、お互いの活動目的や内容など情報交換する場があまり無かったそうです。
また、せっかくの機会ですし、大津市で「ママのための保健室」を開き、相談対応などの活動を15年してこられたNPO法人マイママ・セラピーの代表 押栗泰代さんに活動についてお聞きすることにしました。
NPO法人マイママ・セラピーのホームページ
開催案内のブログです。
まずは、自己紹介とそれぞれの活動の紹介をしていきました。
★NPO法人絵本による街づくりの会
2004年に、「子どもの笑顔があふれるまち、豊かな心を育むまち」を目指して設立しました。高島市の豊かな自然や里山で子どもたちの自然体験キャンプをしたり、絵本に出会う講座などをしています。いつでも、誰でも、絵本に出会える常設の活動拠点を持ちたいと思っています。
★子育て支援グループ「サンサン」
2010年に、市内の保育園や幼稚園に関わるメンバーで設立。市立保育園にある子育て支援センターのサポートやイベント、講演会などでの託児に対応しています。
★家庭教育支援チーム「パラソル」
高島市社会教育課が呼びかけて、今年度からパラソルが活動を始めました。家庭教育アドバイザーや関心のある市民、孫育て講座の受講生などがメンバーです。月2回、第2水曜日と第4土曜日に、新旭町のエスパで「ひろばパラソル」を開き、子育て相談や絵本読み聞かせなどしています。
★寄里藍(よりあい)
マキノ町国境の願力寺で子育てサロンを開いています。子育てに迷ったり、悩んだりした時に、ホッとリフレッシュできる場づくりをしています。囲炉裏で火のぬくもりを感じながら、自然の中で遊んだり、昼食を食べて、子どももお母さんもゆったり過ごしています。
★NPO法人元気な仲間の高島市ファミリーサポートセンター(たすけあい高島)
よろしく会員(利用会員)と、まかせて会員(活動会員)が、お互いに支えあう仕組みです。緊急の託児依頼などもあり、まかせて会員に連絡してつないでいますが、コーディネーターが対応することもあります。子育てに関する悩みをただただ聞くこともあります。
5つのグループ、それぞれの成り立ちや活動について共有しました。
押栗さんから、NPO法人マイママ・セラピーの活動についてお話いただきました。
2000年、公民館を使いながら「マイママ・セラピー」の活動を開始。子育て中のお母さんの不安や相談に対応してこられました。ご自身の経験から、産後間もない不安定な時期をサポートする「0から始まる親子の絆づくり」をテーマに活動されてます。
ベビーマッサージの教室を始めると、育児に悩む方がたくさん集まって来られました。保健指導というと厳しいこと言われるイメージだったのが、入り口をファッション的にすることで、人が来やすくなったそうです。
毎回、必ずアンケートを取り、多くの「私の不安」が寄せられ、それを分析する中で支援の対象が見えてきたそうです。
○「母親としての不安」は、子どもの成長や病気など子どもがいくつになっても未経験の不安はあり、母親はずっと対応していくことになります。
○「女性としての見通しが持てない不安」は、出産、育児をしながら、仕事への復帰や自分らしく生きられるかなどに不安を抱えている姿ありました。
そこから「産後の女性支援」に視点を変えてきたそうです。
現在、マイママ・セラピーは大津市の丸屋町商店街の中で「マイママ・ハウス」を拠点に教室などを開いています。そこで、0歳児の親子教室からつながり、産後の女性が小さなグループを作り、友達ができ、お互いに支えあい自立されるのをサポートされています。
教室では「未来予想図」を作るそうです。
「私」自身のイメージ、家族のこと、不安、好きなことやこれからの私を表現していき、目標を作り、新しい自己発見につなげるのです。
家庭看護、気軽に子どもの相談ができる場、気持ちの解放、「楽になる」のを前提に産後の女性が、不安や悩みを解決し、自分に自身を持てるようになってほしいと願って活動を続けてこられました。教室では子どもたちが育っていくのを目の当たりにしてもらい、母も一緒に育っていくことに気づいてもらうようにされているそうです。
子育てサポートをする上で、自分たちの活動について、いつも考えてほしいこととして上げていただきました。
・私は何のために支援をしているのだろう?
・私の支援で何が解決できるのだろう?
・対応の手法が間違っていない?
・話を聞くのはどうしたらいいのだろう?
・私はどのような支援者になりたいのだろう?
・私は何がしたいのだろう?
マイママ・セラピーの運営は、経済的自立を意識して事業して来られたことで、必要とされている女性と家族に、丁寧な深いサービスを提供することができるようになったと言われてました。今年の秋には大津の西武百貨店でもマイママ・ハウス2号を開くことになるそうです。
「家族の絆を作る。お母さんが笑うと家族が笑う。」そんな活動の場がまた広がります。
コーヒーブレイクの後は、押栗さんへの質問タイムにしました。
教室は0歳を対象とされてますが、1歳になったらどうなるの?
1歳以上は、会員になって利用していただいてます。教室のグループ5組なんですが、子どもが2歳になっても、3歳になっても就学年齢まで、グループでマイママ・ハウスを利用していただいてます。
「ゆりかごタクシー」のご紹介もしていただきました。
陣痛、破水を迎えた妊婦さんへの対応方法について研修を受けたタクシードライバーが病院や産院への送迎に対応する仕組みです。
救急車の適正利用と妊婦さんの安心、安全をめざして、滋賀県のタクシー業界と国土交通省、ドライバーの研修には医師会、看護協会が対応し、業界を越えたネットワークで実施されています。
大津市は24時間体制でゆりかごタクシーが対応しています。
彦根市、草津市、栗東市で対応が始まっています。
米原市、長浜市、東近江市でも要望が出てきています。
高島市、甲賀市では、まだこれからです。
次回の交流会には、それぞれ描いている「高島市をどんな町にしたい」と思っていることを共有して、一緒にできることや分担できることを話してみたいね。という意見がありました。
また、ぜひ続きを開きたいですね。
報告は坂下でした。
たかしま市民協働交流センター
【2/17(土)開催しました】 「居場所についていろいろ語り合う交流会」
【開催しました!】【11/12(日)】[今津] たかしま市民活動フェスタ2023 レポート その3
【開催しました!】【11/12(日)】[今津] たかしま市民活動フェスタ2023 レポート その2
【開催しました!】【11/12(日)】[今津] たかしま市民活動フェスタ2023 レポート その1
【10/10(火)開催しました】 「居場所に関わっている方のための交流会」
みんなのほんだなの本の整理をしました
【開催しました!】【11/12(日)】[今津] たかしま市民活動フェスタ2023 レポート その3
【開催しました!】【11/12(日)】[今津] たかしま市民活動フェスタ2023 レポート その2
【開催しました!】【11/12(日)】[今津] たかしま市民活動フェスタ2023 レポート その1
【10/10(火)開催しました】 「居場所に関わっている方のための交流会」
みんなのほんだなの本の整理をしました
Posted by たかしま市民協働交流センター at 18:43
│イベントレポート