平成26年度 第3回 たかしま・未来・円卓会議 開催報告
2014年11月20日
平成26年度 第3回 たかしま・未来・円卓会議 開催報告
10月4日(土)、市民による、市民のためのまちづくり
「平成26年度 第3回 たかしま・未来・円卓会議
~観光をテーマに小さなビジネスの種を見出す。」として、
今津東コミュニティセンターで開催しました。
開催案内は、こちらからご覧いただけます。
第1回目で
参加者とともに、円卓会議で話し合う3つのテーマを見出しました。
第2回目では、
「自然」(里山・森林(森)・水・鹿肉)を切り口に
以下の「小さなビジネスの種」を見出しました。
①薪のビジネス
薪の使い先を作りだすこと。 山に入れる仕組みづくり(遊び場、薪の調達など)
②半農半林
農業体験、ヤギなど動物での里山管理 情報発信
③シカ肉利用ビジネス
農家民泊、空き家・間伐材利用を合わせて
これまでの円卓会議の開催報告はこちら→円卓会議の報告
第3回目となる今回は、「観光」を切り口として
前回にひきつづき、高島市内で地域資源を活かした取組みを行っている
3つの事例を紹介していただきました。
○針江生水の郷委員会 代表:美濃部 武彦氏
写真家・今森光彦の指揮の下、NHKによって製作されたドキュメンタリー番組『〈NHKスペシャル〉映像詩 里山〜命めぐる水辺〜』をきっかけとして針江区には多くの観光客が押し寄せることとなったが、もともと針江区は観光地ではなかったため、多くの問題が発生。そこで、地区内の有志によってボランティア団体「針江生水の郷委員会(はりえしょうずのさといいんかい)」が設立され、ガイドツアーいう形で地区内の川端を案内するようになった。
針江の生水は平成20年6月に平成の水百選に認定。また、平成22年8月には針江・霜降地区の水辺景観が重要文化的景観として選定された。平成26年には環境省・日本エコツーリズムの「エコツーリズム大賞」において「大賞」を受ける。
○巨木と水源の郷をまもる会 会長:小松 明美氏
高島市朽木地区で、平成20年度からトチノキ巨木が伐採されているという地元の方から情報があり、平成22年6月に現地調査を行い、その時に約数十本からの伐採本数が確認された。そこで地域の自然崩壊を懸念し、危機感を抱いた地元の人々が「トチノキ巨木と水源の郷をまもる会」を設立。その活動は、「巨木調査」やトチノキの苗を育て植樹する「びわ湖源流の森づくり」、トチノキのめぐみに感謝するお祭「栃の木祭」、トチノキ観察会のほか、森林整備や啓発活動、研修会、学習会などを行っている。
○畑の棚田 農家民宿グループ 代表:林 又文氏
「日本の棚田百選」に滋賀県で唯一選定された畑の棚田。比良山系の山裾に広がる美しい田園風景がひろがる畑地域では、5軒の農家民宿が集り、棚田の良さを宿泊してじっくり味わってもらおうと農家民宿組合を組織。棚田を歩き、散策しながら、地域の生活や文化に触れていただき、この地域で採れた新鮮な野菜や山菜を使っての郷土料理体験を行っている。
当日の詳細は割愛しますが、それぞれが高島市の地域資源に着目し、
それを活用しながら、「観光」を主目的とせずに、交流人口を増やす取組みです。
続いて、中川芳江さんに全体のファシリテーションをお願いして、
今回は7人~8人/1テーブルで話し合うグループワークと
参加者全員で意見を出し合うラウンドテーブルの二つの形式で会議を行いました。
最初のグループワークでは、2つのテーブルに分かれて
前回出てきた「小さなビジネスの種」(①薪のビジネス ②半農半林 ③シカ肉利用ビジネス)を踏まえながら、
意見交換していただきました。
その後、テーブル毎に一つ以上の「小さなビジネスの種」を発表してもらい、
3つの「小さなビジネスの種」が出てきました。
この結果を下の表に当てはめ、参加者全員で意見を出し合いながら
ラウンドテーブル形式で、更に事業としての精度を高めていきます。
以下が、そのまとめです。

3つの「ビジネスの種」を実施するために必要な要素を出し合いましたが、
一人の意見やアイデアに触発され、他の人がさらに発展させたアイデアを出していくという
この「円卓会議」という手法は、まだまだ様々な可能性を秘めており、これからが楽しみです。
次回は、【高齢者の生きがい・人材活用】という切り口で、今回の成果を踏まえながら
皆さんといっしょに「小さな事業の種」を導き出せればと思っています。
報告は原田でした。
次回以降の円卓会議日程は、以下となります!
ぜひ、都合をつけてご参加ください。
一人勝ちのビジネスではなく、
持続可能な地域に根ざしたスモールビジネスをみんなで考え、
実践して行ければと思います。
=====================================
◆第4回 たかしま・未来・円卓会議
12月13日(土) 13:30START!
「高齢者・生きがい人材活用」を切り口とする
具体的な地域資源一例:元気な高齢者、女性、若者
具体的な課題一例:独居高齢者の日常生活支援
宿題
これまでの結果を踏まえ、今回のテーマに則した地域資源を活用して、
地域課題の解決可能性のあるアイデア案(できるだけたくさん)を考えておく。
◆第5回 たかしま・;未来・円卓会議
平成27年1月31日(土) 13:30START!
事業を具体化させよう!(仮)
目標
地域資源を活用して、地域課題の解決可能性のある具体的プラン(素案)を
複数案、描き出す。
=====================================
第4回のスケジュールなど詳細は後日、このブログで発表します!
是非、ご参加ください!
お問合せ・申込み:
たかしま市民協働交流センター
〒520-1622
滋賀県高島市今津町中沼1-4-1(今津東コミュニティセンター内)
TEL:0740-20-5758 FAX:0740-20-5757
E-mail:webmaster@tkkc.takashima-shiga.jp
タグ :たかしま円卓会議報告
【2/17(土)開催しました】 「居場所についていろいろ語り合う交流会」
【開催しました!】【11/12(日)】[今津] たかしま市民活動フェスタ2023 レポート その3
【開催しました!】【11/12(日)】[今津] たかしま市民活動フェスタ2023 レポート その2
【開催しました!】【11/12(日)】[今津] たかしま市民活動フェスタ2023 レポート その1
【10/10(火)開催しました】 「居場所に関わっている方のための交流会」
みんなのほんだなの本の整理をしました
【開催しました!】【11/12(日)】[今津] たかしま市民活動フェスタ2023 レポート その3
【開催しました!】【11/12(日)】[今津] たかしま市民活動フェスタ2023 レポート その2
【開催しました!】【11/12(日)】[今津] たかしま市民活動フェスタ2023 レポート その1
【10/10(火)開催しました】 「居場所に関わっている方のための交流会」
みんなのほんだなの本の整理をしました