NPO法人クマノヤマネットの活動をお聞きしてきました。

2014年08月21日

たかしま市民協働交流センターの坂下です。
8月11日、第2回たかしま・未来・円卓会議で事例紹介するために、NPO法人クマノヤマネットの活動についてお話を聞きに行きました。
台風11号が過ぎた夏晴れの朝、新旭里山体験交流館もりっこへ伺いました。

NPO法人クマノヤマネットの活動をお聞きしてきました。
NPO法人クマノヤマネットの活動をお聞きしてきました。

NPO法人クマノヤマネットは、新旭町饗庭地域に耕作放棄地が増え、森林も荒れていく様子に地元の有志が立ち上がり活動を始めました。
地域の農業の活性化と都市と農村の交流で地域の活性化につながればとの思いで、平成10年に任意団体「饗庭里山の会」を設立し、平成16年にNPO法人を設立。翌年、新旭町が饗庭地域に建設した「里山体験交流館もりっこ」の指定管理を始めました。

饗庭地区は甲津、岡、日爪、五十川、米井の5つの区があり、約500人が住む地域。歴史ある集落と水田の地域です。近くの山は日爪城の跡が残っています。
交流館もりっこは、山のふもとにあり、里山から川が流れ、水田と集落と琵琶湖が望めるロケーション。この風景の中でのんびり過ごしたくなる場所です。ここで、大阪市旭区の子ども達の農業交流や新旭北小学校区の学童保育などが行われています。
滋賀県のやまのこ事業では、周囲の里山で木の伐採体験などがされています。
周囲の里山は地元の個人の持ち山ですが、子ども達の体験や地域活性化のためにということで提供されているそうです。約5町の里山二尾根に45分ほどの散策コース整備がメンバー80代~60代で管理されています。昔はマツタケが出る山だったそうですが、赤松が減り、今ではほとんど採れなくなっているそうです。
里山整備には、企業の研修や森林整備をされるクラブの方も一緒に活動され、伐採や植樹をしておられます。

耕作放棄地の活用としては、合同会社あさひの郷を設立し、日爪そばを栽培し、そば粉を販売しています。天日で干したそばの味が評価され、京都や大阪の蕎麦屋からも注文が入ってくるそうです。
このそば粉を使って、交流館もりっこでされる「そば打ち道場」は人気があり、リクエストが多いそうです。

お話を伺った事務局の饗庭秀隆さんは、「里山で食える方法を考えないと」と言われます。里山を適正に管理し、活用して、仕事にしていくことで、持続的に維持管理できるということです。
交流館もりっこの周辺の里山資源を利用して、食と環境学習を組み合わせた体験ができるそうです。例えば、春は山菜採りと山菜の天ぷら、秋は栗拾いやナツハゼのジャムづくり、秋から冬にはそば打ち体験などのメニューが考えられるそうです。

ぜひ、里山と人がバランスよく関わり、管理と活用が適正にされ維持されていく学びの場として、都市からも市内からも多くの人がクマノヤマネットの活動から学ことができればと思いました。

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Posted by たかしま市民協働交流センター at 14:00 │スタッフ日記