国境炭焼きオヤジの会を訪ねてきました。

2014年08月20日

8月9日、NPO法人高島トレイルクラブのお話をマキノ高原でお聞きした後、国境炭焼きオヤジの会 代表の古本勇義さんを訪ねました。 
8月23日の「たかしま・未来・円卓会議」に高島市で自然資源を活用して、小さなビジネスをされている事例としてご紹介します。

国境炭焼きオヤジの会を訪ねてきました。
昨年、たかしま市民協働交流センターだよりでも取材させていただいてましたが、今回は円卓会議にご協力いただいてる、琵琶湖環境科学研究センターの方とNPO法人循環共生社会システム研究所の方と3人で訪問しました。

炭焼きオヤジの会は、2010年に「水源の郷活性化事業補助金」の助成を受けて活動を始めました。
活動されているマキノ町野口地区は、福井県との県境。昔から炭の産地として栄えていました。
お話を伺った古本さんのお家には、大正時代から、炭焼きをする人の入札記録が残っていました。どの山のどの範囲をどの期間、いくらで誰に売ったのかという記録が昭和35年までありました。当時は、山を持っていない人が、山持ちの人から、木の生育状態を見極めてある範囲を一定期間買い取り、その山で炭焼き窯を作り、周囲の木を切り、炭焼きをして、運び出していたそうです。遠くは道の駅追坂峠周辺の小荒路辺りからも炭焼きに山へ入っておられたそうです。
炭用の木は、枝などを切った後、再び枝が生えて20~25年でまた炭用に切ることができるそうです。
古本さんによると、野口周辺の18町ほどの山の中に約30箇所の炭窯の後が見つかっていると言っておられました。

昭和40年代に入り、家庭にガスが普及してくると生活の中で炭が使われなくなるり、炭焼き産業は衰退していきました。その頃から炭焼きに使われていたナラなどの木は切られなくなり、木は大きくなりすぎて日の射さない暗い山になってしまったそうです。ナラ枯れなど木の病気も発生しています。

古本さんは、子どもの頃に父親の炭を焼きを手伝ったり、様子を見ていたそうで、その頃の記憶をたどりながら、2010年に仲間と炭焼きを復活されました。人と山のつながりを復活させたい、地域の人が元気に活躍できる場をつくりたいと活動を始めました。
現在、メンバーは60~80代の約70名。地元の人だけでなく、炭焼きをやってみたい、学びたいという方も市外から活動に参加しておられるそうです。
木材は、自分達で山から切り出したり、造園業の知人から別荘地などで伐採された木をもらったりして調達しています。
1回の炭焼きで500kgの炭ができ、年間10回程度炭焼きをするそうです。
地元小学校の子どもたちの炭焼き体験や高島森林体験学校との連携などで、炭焼きの技術や地域の歴史文化を伝えておられます。

炭は良質で、毎年完売しているそうで、道の駅追坂峠での販売や長浜市の湖魚加工会社、彦根の湯葉の会社、湖北の漁業組合、東近江市の燃料屋などにも販売されているそうです。
炭焼き作業で体を使い、仲間との時間も楽しく、そして収益もあり、良質の炭は販売先にも喜んでもらえるという、三方よしになっているようです。
集落の人々が元気で暮らしていけるようにと夢を託して、ここで生産される炭は「夢炭(ムータン」と名づけられました。

冬から春にかけては、道の駅で炭を使ってお餅も焼いて販売しており、こちらも来店の方とのおしゃべりが楽しく、女性メンバーの活躍の場になっているそうです。炭粉や地元の湧き水を使い、女性メンバーが手作りする「夢炭(ムータン)石けん」も敏感肌の方に人気。
元気に、楽しく、活動して、収入にもつながっています。

最近、「夢炭(ムータン」は、コミュニティビジネスの支援として一般社団法人めいどいんマキノが商標登録し、国境炭焼きオヤジの会が無償で使用できるように契約されたそうです。

活動を継続し、技術を伝えていくためにも、50~60代の若手メンバーが一人でも二人でも増えていってほしいと思いました。

市民による、市民のためのまちづくり
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たかしま市民協働交流センター
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Posted by たかしま市民協働交流センター at 11:58 │スタッフ日記