【報告】1月31日、朽木で、ずっと伝えていきたいものってなんだろう~おいしいものと対話で見つけよう②~
2016年02月04日
今回、朽木地域でずっと伝えていきたいものや大切にしているものについて、参加者同士で対話し、お互いに気づいたり、考えたりする機会を持ちたいと、「朽木で、ずっと伝えていきたいものってなんだろう?~おいしいものと対話で見つけよう②~」を開催しました。
開催案内のページです。
開催 2016年1月31日(日)13:30~16:00
場所 朽木保健センター
たかしま市民協働交流センターでは、朽木住民福祉協議会のみなさんと一緒に、朽木地域の方々と地域の未来や課題、一人ひとりができることなどを話し合う機会を作るために「朽木のみんなと円卓会議」を進めています。昨年の夏には朽木の若者とともに話す機会を持ちました。
報告は、下記のリンクからご覧いただけます。
「第1回 若者の朽木が好きから始まる」
「第2回 若者の朽木が気になるから考えよう」
開催して感じたことは、もっと話しやすい場づくりが必要だということでした。
「朽木のみんなと円卓会議」に取り組むメンバーで「哲学対話」という対話の場を経験し、今年度の後半は安心してコミュニケーションできる場づくりをすることにしました。
報告「哲学対話ってなんだろう」
地域の課題をテーマにすることからではなく、参加者が地域で関心を持っておられることについて対話する中から、お互いが考えている地域の課題や大切にしたいことなどに気づく機会を持ちたいと思いました。
身近に関心を持っておられることとして、「へしこ」を材料にして開催することにしました。
第1回目の前回は、参加者同士が「へしこ」について情報交換を行った後、美食倶楽部の他谷さんからお聞きしたレシピで、「へしこ」の新しい食べ方・使い方を、実際に参加者の皆さんといっしょに試してみました。
第1回目の開催報告は、下記のリンクからご覧いただけます。
「【報告】12月13日、朽木で、ずっと伝えていきたいものってなんだろう~おいしいものと対話で見つけよう①~」
第2回目となる今回は、「へしこってヘルシー食?」と題して、第1回目でレシピを教わった美食倶楽部の他谷昌子さんにお越しいただき、「へしこ」の栄養学的な側面からのお話や、発酵食の効能などについて、お話しいただきました。
「へしこ」は塩分濃度が気になる食べ物ですが、「へしこ」に限らず、味噌汁やお漬物など、一日に摂取する塩分量(女性:7~8g/日・男性:10g/日程度)などを自分で、大雑把にでも把握して調整する視点を持つなど、食を楽しむヒントも教えていただきました。
他谷さんのお話の後、参加者の皆さんと一緒に、調理室へ移動して以下のものを作りました。
1.へしこのピザ
2.へしこの焼き飯
3.へしこのオリーブオイル漬け
ピザ生地は、朽木住民福祉協議会の海老澤さんの手作りで、ピザは当然のことながら、生地が抜群の美味しさ!参加者にも大好評でした。
「へしこ」の周りについてる糠(ぬか)にも、色んな栄養がしみ込んでおり、これを炒めるだけでもふりかけ風の調味料に!素晴しい!冷めてもおいしいチャーハンの出来上がり!
オイル漬けは、シンプルですが、「へしこ」の可能性を随分と押し広げてくれる調味料で、一家にひとつあってもいいかも!
なんと、今回来ていただいた東京大学の学生でもあるLANAさんが、その調理風景を映像化して、youtubeにアップしてくださったので、こちらも、ぜひ、ご覧ください!
へしこピザを作ろう
へしこチャーハンを作ろう!
今回参加者の皆さんといっしょに作った「チャーハン」や「ピザ」など、調理方法によって塩分バランスを整えたり、「へしこ」が苦手な方も、みじん切りにしたものをオイル漬けするなどして、「へしこ」自体を調味料として活用するなど、発酵食を生活に取り入れ、腸内環境を整えることの大切さを学ぶ機会にもなりました。
その後は、みんなで試食タイム!
その他、かぶらのお漬物や麹漬けなど、「発酵」にちなんだ差し入れもご馳走になりながら、今回の試食で使った【作り手の違う3種類の「へしこ」の食べ比べ】も行いました。
最後に、子どもたちが自由に遊ぶ中、みんなで今日の感想を言い合いながら、団欒しました。以下、参加者の皆さんの感想(一部抜粋)です。
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・「へしこ」の料理方法だけでなく、乳酸菌のことなどお話が聞けてとても良かった
・色々な年代の方と一緒に「へしこ」を交えて話が出来たのが、とても楽しかったです
・「へしこ」のイメージが変わりました。家でもぜひ、取り入れたいです
・託児があってとてもありがたかったです
・最後に、色んな年代で集まれる場がもっとあった方がいいという話がありましたが、うちは移住してきたので、そういう場があると高島の文化も知れるし、交流ができるし、いいなと思いました
・知識が増えるのもうれしいですが、人とのつながりが一番嬉しかったです
・子どもたちにも食べさせようと思いました
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人をつなぐ食文化を掘り下げていくと、地域の歴史や産業など、色んなものが見えてきます。今回の他谷さんのお話の中に、「へしこの骨から出汁をとってお料理ができる」という話題もあり、糠(ぬか)も、身も骨も余すことなく、使い尽くすという知恵も、子どもたちに伝えていきたいものなのかも知れないなぁと思いました。
次回は、2月28日(日)に開催予定です。
これまで試食してきた「へしこ」のお料理を、色んな人に食べてもらいたい。今回参加してくださった方も、前回参加して下さった方も、まだ参加したことのない方も、みんなで「へしこ」を色んな調理方法で食べながら、いっしょに楽しい時間を過ごしましょう!
案内は、こちらをご覧ください。
皆さまのご参加お待ちしております!
報告:たかしま市民協働交流センター 原田
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Posted by たかしま市民協働交流センター at 18:03
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