第10回 たかしま・未来・円卓会議 報告

たかしま市民協働交流センター

2014年03月31日 17:27


第10回 たかしま・未来・円卓会議 報告

3月23日、市民による、市民のためのまちづくり 
「たかしま・未来・円卓会議 一人ひとりが主役のまちづくり編 その3」として、
今津東コミュニティセンターで開催しました。

たかしま・未来・円卓会議は、市民一人ひとりが地域にある課題を知り、
何ができるかを考える機会として、今年度、毎月開催してきました。

開催案内は、こちらからご覧いただけます。

今回は、「25年度 円卓会議のふり返り」をテーマに、
今年度話し合ってきた内容を共有し、特に第9回で視察した
「あいとうふくしモール」のように、まちづくりにおいて分野を越えて連携することの重要性や
高島での可能性について、参加者それぞれが考え、意見交換の機会としました。

前回までの円卓会議の報告は、こちらからご覧いただけます。



第1回の琵琶湖環境科学研究センターの内藤先生によるキックオフ・ミーティングから
第9回のあいとうふくしモール視察までをパワーポイントにまとめて報告し、
内容を共有させていただきました。

30分の予定が、時間オーバーし過ぎてしまいました・・・すみません。



後半は、毎度おなじみ、NPO法人木野環境の北井さんによるグループワークです。
参加者全員の自己紹介の後、今回は「私たちにできること」と題して、
今年度の円卓会議の内容を踏まえた意見交換を行いました。





ここでは、「中山間地域」 「里地」 「産業」という
3つのテーマについて、
①あるもの  ②あったらいいな/なったらいいな  ③誰ができるのか
ということをそれぞれ参加者の皆さんに考えていただき、
ポストイット(付箋)に、記入していただきました。

それを、模造紙に描いた高島市の地図、
名づけて「高島妄想マップ」上に貼り付けていきました。



「中山間地域」 黄色の付箋
①あるもの
山林、おいしい水、おいしいお米、おいしい山菜、旬で採れるおいしい食材、シイタケ、もみがら、よもぎ、竹、川、人工林、杉、新林セラピー、山の間伐材、昔ながらの建造物、スキー場、温泉施設(朽木、マキノ)、風結い、山里、山城、メタセコイヤ並木、桜並木、ノウルシ、バイカモ、シカ、イノシシ、鯖寿司、琵琶湖と山が接近、なごやかな景色、静かな場所、炭焼き体験、木の家づくり、おせっかいやき、空き家、空き施設、休耕田、ぎょうれつ本舗、人間が上等、人のつながり、やさしさなど

②あったらいいな/なったらいいな
若者の雇用、子育て支援、地域大学、地域の学校、森の幼稚園的なもの、無農薬・減農薬のお米や野菜が当たり前、フキをつくる、オーガニックが手に入るところ、里山、野草摘み畑、野草レストラン、雪を活かした特産品づくり、薪の販売所(マキノ駅)、薪ボイラーの温泉・プール、フローリング木材を使った公共施設、福祉施設に薪ボイラー、ウッドチップのバイパス、木材流通拠点、石油に代わる代替エネルギー源(電気、間伐材、炭)、小水力発電、インターネットインフラ整備、取り組みマップ(インターネット上)、交通機関の充実(バス、電車)、農林漁業の担い手、高島クラフト&アートモール、琵琶湖一周機関車、カーシェアリング、ソーラーエネルギー電気スタンド、ターザンなど

③誰ができるのか
体が動く人、地域高齢者、安曇川流域・森と家づくりの会、結びめ、トビムシ、移住者(よそ者、若者、バカ者)、薪の駅、森林組合、高島の木の家づくりネットワーク、谷口さん(森林セラピー)など

「里地」 水色の付箋
①あるもの
野鳥、ホタル、広い空、ゆり園、ラベンダー園、菜の花畑、城跡、歴史、まつり、ヴォーリズ建築、湖西線の素晴らしい景色、湖岸の景色、水泳場、湖岸で一帯的に水泳できる、文化的景観(針江、海津、大溝)、湧水、針江カバタ、おいしい水とお米、ビワマスバーガー、湖魚料理、醗酵食、空き家、空き施設、農地、田んぼ、薪ストーブ、エネルギー関連補助金、ヤギによる除草、元気な高齢者、いつものお付き合い、ひとりでむかえる老後、獣害被害、働く場が少ないなど

②あったらいいな/なったらいいな
里山資本主義の学部、大学、クラインガルテン、畑スクール、使われていない田畑の有効活用、たかしまオーガニックモール、おしゃれなオーガニックのレストラン、環境モデルエコタウン、風を活かした風力発電、カラオケBOX、コミュニティFM、絵画コンクール(琵琶湖、建造物などがテーマ)、たかしまをデザインする人、都会に発信する人、エネルギー、情報、シェアハウス、交通面が便利、観光客をたくさん呼び込める仕組みなど

「産業」 桃色の付箋
①あるもの
ちりめん、高島クレープ、醗酵食文化(お酒、酢、フナ寿司、味噌など)、無農薬野菜、水、林業技術、田舎体験、リゾート産業、扇骨づくり、限界集落のコミュニティビジネス(野口の炭窯から炭販売など)、自然を生かした観光産業、移動販売業で地域の見守りなど

②あったらいいな/なったらいいな
水販売、林業の復活、林業後継者、炭焼き技術を活かす、山ごもり修業ツアー、仙人検定(高島仙人を目指そう!)、木を使った産業(家具など)、間伐材によるペレット生産、薪割り作業(元気な若者も)、薪の販売所、民宿などの風呂に薪を使う、地域内循環型新林産業、電力小売業、空き家ビジネス、空き家でワークショップやイベント、別荘地の管理、市外県外からサテライトオフィスの誘致、無農薬野菜、野菜農家を増やす、野草販売、鹿肉レストラン(流通)、薬膳弁当配達事業、地域産無農薬食材による学校給食等配食産業、移動販売事業を組み入れた市場の復活、コミュニティバス(採算の採れる循環バスがぐるぐる走ってる)、乗り物が便利な高島、流域思考ビジネス、市内他業種連携ビジネス、市内の観光拠点を結ぶ仕組み、生ゴミ堆肥事業、ゴミをバイオマスとして取扱いエネルギー生産、地産地消(お金が地域でまわる)、広い空をみるツアー、レンゲ畑で寝ころぶツアー、びわ湖で琵琶を弾く、家庭保育(各町村で)など

今回のワークを終えて、出てきた意見を更に分類して整理してみると
以下のようになります。(※少し付け加えました)

【自然資源】
野鳥、ホタル、広い空、琵琶湖、山、森、おいしい水、風、竹、川、杉、
雪、静かな場所など

【バイオマス資源】
山林、山の間伐材、生ゴミ、鶏ふん、牛ふん、菜の花など

【観光資源】
文化的景観(針江、海津、大溝)、山城、ゆり園、ラベンダー園、ヴォーリズ建築、
遊覧船、高島トレイル、朽木針畑郷、畑の棚田、椋川交流館、高島びれっじ、遺跡、
神社仏閣(白鬚さんなど)、ザゼンソウ、酒蔵、湖西線の素晴らしい景色、湖岸の景色、
スキー場、温泉施設、海津の桜、竹生島クルーズなど

【食資源】
醗酵食文化(お酒、酢、フナ寿司、味噌など)、鯖寿司、ビワマスバーガー、
湖魚料理、伝統料理、万木かぶら、おいしい水、おいしいお米、無農薬野菜など

【農地資源】
農地、田んぼ、休耕田、耕作放棄地、棚田、菜の花畑、レンゲ畑など

【ひと資源】
中江藤樹先生、元気な高齢者、農林漁業者、移住者、社会福祉協議会、ぎょうれつ本舗、
おせっかいやき、人のやさしさ、人のつながり、元気な地縁組織、工芸作家、
アーティスト、青年団、JC(青年会議所)、やる気のある市役所職員、地域のNPOなど

【建築資源】
ヴォーリズ建築、安曇川駅前平和堂、古民家、空き家、空き施設、
空き校舎、空き別荘など

【産業資源】
5件もある造り酒屋、県内唯一の醸造酢、ちりめん、高島クレープ、高島帆布、
伝統産業(扇骨、和ろうそく、雲平筆など)、林業、農業、漁業、リゾート産業、
安曇川道の駅(関西No.1)、建築・土木産業など

それらを活かした事業や取り組みとしては、
今回の円卓会議の結果、大まかに以下の5つのものがあげられました。

①若者の雇用や子育て支援
地域大学や地域の学校、森の幼稚園、里山資本主義の学部、
地域産無農薬食材による学校給食等配食産業、クラインガルテン、
畑スクールなど

②石油に代わる代替エネルギー源の確保
地域産木材を流通させて薪などの木質バイオマスエネルギーとして活用、
福祉施設に薪ボイラー、ウッドチップのバイパス、木材流通拠点、小水力発電、
生ゴミ堆肥や鶏糞、牛糞による発電システムなど

③食の安心・安全
無農薬が当たり前の食の安全、おいしい水とお米、無農薬野菜、
ビワマスバーガー、湖魚料理、醗酵食文化(お酒、酢、フナ寿司、味噌など)、
地域産無農薬食材による学校給食等配食産業、野草販売、鹿肉レストラン(流通)、
薬膳弁当配達事業、移動販売事業を組み入れた市場の復活

④自然を生かした観光産業
文化的景観(針江、海津、大溝)、山城、ゆり園、ラベンダー園、ヴォーリズ建築、
朽木針畑郷、畑の棚田、椋川交流館、高島びれっじ、遺跡、神社仏閣、
湖西線の素晴らしい景色、湖岸の景色、スキー場、温泉施設など

⑤地域の困りごとの解決
移動販売業で地域の見守り、空き家ビジネス、空き家でワークショップやイベント、
別荘地の管理、市外県外からサテライトオフィスの誘致、インターネットインフラ整備、
取り組みマップ(インターネット上)、交通機関の充実(バス、電車)、
使われていない田畑の有効活用農林漁業の担い手育成、林業の復活、
林業後継者の育成、限界集落のコミュニティビジネスなど

上記のように、これが全てではないですが、
高島市内にあるたくさんの資源を最大限に活かして
地域の困り事や課題を解決する取組みや事業をすることが、
求められているように思います。

しかし、農業やインフラ整備、福祉、介護、環境保護、教育など
【自然資本】や【社会資本】といわれるものは、一般的に収益につながりにくいので、
今の資本主義のシステムでは、どうしても、その取り組み自体が後回しになりがちで、
同時に利益を生まないということは、借金を生み出していくことになっています。

いままで、そして、いま現在も、人やエネルギーやお金、そのほとんどが
国外や都市部へ流出しているのが、高島市の現状です。

こういった高島市が抱える地域の状況を踏まえたうえで
いかに高島市内に、これらの外に流れていく人やエネルギーやお金といった資源を
循環させるのかが、これからの時代を生き抜くポイントになるのではないかと
感じさせられる結果となりました。

平成26年度の円卓会議では、より具体的な地域や活動に
フォーカスした話し合いの場を持てればと思っています。

報告は、原田でした。

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≪予告≫
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市民による、市民のためのまちづくり
平成26年度 たかしま・未来・円卓会議
キックオフ・ミーティング


各地で取り組まれている地域円卓会議の事例から、多様な主体、分野を越えた連携と協働によって地域課題を解決していく可能性について知り、前向きに取り組む姿勢を持つため、IIHOE 人と組織と地球のための国際研究所 代表の川北 秀人氏を講師にお招きして、高島の未来について話し合います!

日 時 2014年4月27日(日)13:30-:17:00

講 師 川北 秀人氏

         (IIHOE 人と組織と地球のための国際研究所 代表)

会 場 今津東コミュニティセンター ホール

定 員 50名(高校生以上で高島の未来に関心をお持ちの方)

参加費 無料

高島の未来を真剣に考える皆さんのご参加を、
心よりお待ちしております!


市民による 市民のための
たかしま・未来・円卓会議につきましては、下記までお問い合わせください。

たかしま市民協働交流センター
〒520-1622
滋賀県高島市今津町中沼1-4-1(今津東コミュニティセンター内)
TEL:0740-20-5758
FAX:0740-20-5757
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