【6/13月】つながりカフェ【災害時、避難所で出来ること】を開催しました!

たかしま市民協働交流センター

2016年06月15日 15:40




6月13日(月)、たかしま市民活動フェスタ2016に向け、
つながりカフェ
【災害時、避難所で出来ること】
を開催しました。

「つながりカフェ」の案内はこちらです。

「つながりカフェ」は、たかしま市民活動フェスタに参加しようと考えておられる団体が、
お互いの活動を知り合い、共にフェスタを作っていく
きっかけにしたいと思い、開催しています。

有志で集まるフェスタ実行委員メンバーといっしょに、
今年のフェスタのテーマを考える際、防災の観点からも
「普段からつながっておくことがすごく大事」というようなことが話されました。
そして、自分のことを話す以上に、まず相手のことをしっかりと知って
それをまた、次につなげていこうという思いから、

【スイッチオン!!~おしえて・つなげて・あなたのチカラ~】

というテーマが決まりました。

そこから、今回のつながりカフェの内容を検討し、
高島市内では今後、どのような災害が想定され、どのような課題があり、
市民や市民活動団体に、どのようなことが出来うるのか、どんな団体とつながりたいのかを
みんなで考えてみたいということになりました。

今回は、17団体28名の方にご参加いただきました。





はじめに、たかしま市民協働交流センターの洲嵜トモ子副運営委員長より挨拶があり、
続いて、共同実行員長の三上和之さんより、フェスタの概要や
今回のつながりカフェに至る経緯について、話していただきました。

司会は、昨年から継続で、今年もフェスタ共同実行委員長を引き受けてくださった
NPO法人子育ち・子育てサポートきらきらクラブの川嶋真由美さん。

そして、もう一人の共同実行委員長である小織健央さんには
最初に挨拶と自己紹介をしていただきました。

続いて、参加者全員にそれぞれ、30秒で自己紹介をしていただいた後、
「つながりカフェタイム」として、
高島市災害ボランティア活動連絡協議会
西川 利政
さんをゲストにお招きし、
高島市内での災害に関する話題提供をしていただきました。



ここでは、【高島市災害ボランティア活動連絡協議会 7年間の活動の軌跡】として
まず、実際に高島市内に起こりうる災害の知識として、昨年度末に更新され、新しくなった
高島市総合防災マップの掲載情報などを使い、
市内の断層や水害予想、広域避難所の場所や役割等を紹介してくださいました。

その後も、例えば大規模地震が起こった際に、自分たちが住む町の避難所が
どこにあるのかなど基本的な情報と合わせて、
避難所を運営するのは行政や施設管理者ではなく、避難してきた市民自らが、
避難所を運営しなければいけないこと
や、
自助、共助、公助とはそれぞれどういうものかなど、
丁寧にお話ししてくださいました。

そのほか、避難所運営以外にも
ボランティアセンター(ボランティアを受け入れる窓口)立ち上げには
市民や市民活動団体の協力が不可欠
であり、
市内でのそういった意識の共有が、まだまだ必要であることや
より多くの防災リーダー育成など、課題を抱えている現状についても
お話ししてくださいました。

まずは、自分や身近な人のいのちを守るための、【減災や防災の意識と知識】
災害時の被害や混乱を最小限に抑え、
災害復旧への道を切り開くチカラになります。

西川さんのお話をお聞きしながら、【減災や防災の意識と知識】が、
もっと市内に広がれば良いなぁと思うと同時に、僕自身、もっと意識と知識を
高めないといけないなぁと反省した次第です。



つづいて、西川さんのお話の後、【災害時、避難所で出来ること】ワークショップとして
グループワークを行いました。

5つのグループに分かれ、以下のテーマからそれぞれのグループで
2つのテーマを選び、そのテーマについて、自分たちや自分たちの団体で
【出来ること】と合わせて、自分たちには出来ないけど、あるといいなと思う【出来ないこと】を
付箋に書いて出し合い、それを整理して、発表していただきました。



各テーブルでは、とても熱の入った意見交換がなされていました。





災害発生時は、想定外の連続です。
普段出来ることでも、災害発生後には出来ないことがたくさんあります。
逆に、普段は活躍の場がない自分のスキルやチカラ、知識、資格
災害時には、活躍することになったりします。

また、普段の活動が違う側面でチカラを発揮したり、役割を担うことになったり、
そういうことを、災害が発生する前に知っておくこと、
そして、自分が出来ないことでも、
「同じ町内に住んでるあの団体の〇〇さんならこんなことが出来る」
という情報を知っているだけでも、災害時の緊急を要するときに、
何かの役に立つのかもしれません。

以下、各グループの発表の様子です。







このつながりカフェや市民活動フェスタの場が、ただ単に情報をつなぐという場ではなく、
人と人、顔と顔をつなぎ、心豊かに安心して暮らせるまちづくりに繋がれば
良いなぁと思っています。



最後に、高島市災害ボランティア活動連絡協議会の西川さんに感想をいただき、
小織共同実行委員長に締めくくっていただきました。

今回のワークショップが、これだけに留まらず、次のつながりカフェや
11月12日開催の市民活動フェスタ2016につなげられるようにしていきたいと思います。

報告は、原田でした。


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