平成26年度 第2回 たかしま・未来・円卓会議 開催報告
2014年08月26日
平成26年度 第2回 たかしま・未来・円卓会議 開催報告
8月23日(土)、市民による、市民のためのまちづくり
「平成26年度 第2回 たかしま・未来・円卓会議
~自然 (里山、森林、鹿肉、水) をテーマに小さなビジネスの種を見出す。」として、
今津東コミュニティセンターで開催しました。
開催案内は、こちらからご覧いただけます。
前回の第1回円卓会議では
参加者とともに、今年度の円卓会議で話し合う以下の3つのテーマを、見出しました。
◆2回目検討テーマ
「自然」(里山・森林(森)・水・鹿肉)を切り口とする
具体的な地域資源一例:里地・里山、森林、水、水の流れ、鹿肉、
間伐材、再生可能エネルギー、薪
具体的な課題一例:人家隣接里山林の管理不十分対策
◆3回目検討テーマ 10月4日(土) 実施決定!
「観光」を切り口とする
*観光:マスツーリズムではなくローカルで小さなツーリズム(プチツーリズム)
具体的な地域資源一例:空き家、伝統食、地域文化、移住者
具体的な課題一例:増加空き家(防犯、不法投棄)
◆4回目検討テーマ 12月13日(土) 実施決定!
「高齢者・生きがい人材活用」を切り口とする
具体的な地域資源一例:元気な高齢者、女性、若者
具体的な課題一例:独居高齢者の日常生活支援
宿題(各回共通)
各テーマを踏まえた地域資源を活用して、地域課題の解決可能性のある
アイデア案(できるだけたくさん)を考えておく。
目標
地域資源を活用して、地域課題の解決可能性のある具体的プラン(素案)を
複数案、描き出す。
これまでの円卓会議の開催報告はこちら→円卓会議の報告
今年度、第2回目となる円卓会議では、まずはじめに、
たかしま市民協働交流センター坂下事務局長からの挨拶のあと、
第1回にひきつづき、滋賀県琵琶湖環境科学研究センターの
木村 道徳さんに高島市内で自然資源に着目し、
活用した取組みを行っている4つの事例を紹介していただきました。
・NPO法人高島トレイルクラブの活動を聞いてきました。
○NPO法人高島トレイルクラブ 代表:前川 正彦氏
NPO法人高島トレイルクラブは平成24年に設立。トレイルコースの整備とガイド、高島市山岳遭難防止対策協議会に参加し、市内の山岳遭難などに対応。事業は、トレイルツアーの実施、山の安全講座、登山学校開講など。収入は市・県の委託事業と参加料収入。
・国境炭焼きオヤジの会を訪ねてきました。
○国境炭焼きオヤジの会 代表:古本 勇義氏
炭焼きオヤジの会は、平成22年に「水源の郷活性化事業補助金」の助成を受けて活動を開始。現在、メンバーは60~80代の約70名。地元の人だけでなく、炭焼きを学びたいという方も市外から活動に参加。1回の炭焼きで500kgの炭ができ、年間10回程度炭焼きを実施。地元小学校の子どもたちの炭焼き体験や高島森林体験学校との連携などで、炭焼きの技術や地域の歴史文化を伝えている。
・NPO法人クマノヤマネットの活動をお聞きしてきました。
○NPO法人クマノヤマネット 事務局:饗庭 英隆氏
新旭町饗庭地域に耕作放棄地が増え、森林も荒れていく様子に地元の有志が立ち上がり活動を開始。地域の農業の活性化と都市と農村の交流で地域の活性化につながればとの思いで、平成10年に任意団体「饗庭里山の会」を設立し、平成16年にNPO法人を設立。「里山体験交流館もりっこ」の指定管理と学童保育事業で収入。
・くつき「木の駅」を訪ねてきました。
○くつき木の駅実行委員会 委員長:小林 二郎氏
高島市森林組合と(一社)市民エネルギーたかしま、関心のある市民が実行委員会を立上げ、2014年6月7日にスタート。間伐材を集荷場に持ち込み、1㎥あたり5,000円相当の地域通貨で買い取る。地域の間伐材で、エネルギーの地域自給や地域活性を目指す取組み。
当日の詳細は割愛しますが、それぞれが自然資源を
様々な角度から活用しておられ、同時に
「高島を、自分の住んでいる地域をより良くしたい!」
という想いが、伝わってくる活動です。
続いて、中川芳江さんに全体のファシリテーションをお願いして、
今回は5~6人/1テーブルで話し合うグループワークと
参加者全員で意見を出し合うラウンドテーブルの二つの形式で会議を行いました。
中川さんには、今年度の円卓会議全体の
ファシリテーターおよびアドヴァイザーとして関わっていただいています。
最初のグループワークでは、3つのテーブルに分かれて
参加者に考えてきていただいた宿題(地域課題の解決可能性のあるアイデア案)を
発表してもらいながら、いつもより、じっくりと時間をとって、意見交換していただきました。
その後、テーブル毎に一つ以上の「小さなビジネスの種」を発表してもらい、
3つの「小さなビジネスの種」が出てきました。
ざっくりとした結果は、以下の通りです。
①薪のビジネス
薪の使い先を作りだすこと。 山に入れる仕組みづくり(遊び場、薪の調達など)
②半農半林
農業体験、ヤギなど動物での里山管理 情報発信
③シカ肉利用ビジネス
農家民泊、空き家・間伐材利用を合わせて
この結果を下の表に当てはめ、参加者全員で意見を出し合いながら
ラウンドテーブル形式で、更に事業としての精度を高めていきます。
以下が、そのまとめです。
3つの「ビジネスの種」を実施するために必要な要素を出し合いましたが、
ここでは、その可能性が見えてくると同時に、
起業や、新しい事業を立ち上げる際に必用な考え方や
視点を学ぶ機会にもなり、起業に関心のある人や若い人たちにも
是非、参加してもらいたいと思いました。
次回は、更に【観光】という切り口で、今回の成果を踏まえながら
皆さんといっしょに「小さな事業の種」を導き出せればと思っています。
報告は原田でした。
次回以降の円卓会議日程は、以下となります!
ぜひ、都合をつけてご参加ください。
一人勝ちのビジネスではなく、
持続可能な地域に根ざしたスモールビジネスをみんなで考え、
実践して行ければと思います。
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◆第3回 たかしま・未来・円卓会議
10月4日(土) 13:30START!
「観光」を切り口とする
*観光:マスツーリズムではなくローカルで小さなツーリズム(プチツーリズム)
具体的な地域資源一例:空き家、伝統食、地域文化、移住者
具体的な課題一例:増加空き家(防犯、不法投棄)
◆第4回 たかしま・未来・円卓会議
12月13日(土) 13:30START!
「高齢者・生きがい人材活用」を切り口とする
具体的な地域資源一例:元気な高齢者、女性、若者
具体的な課題一例:独居高齢者の日常生活支援
宿題(各回共通)
各テーマを踏まえた地域資源を活用して、地域課題の解決可能性のある
アイデア案(できるだけたくさん)を考えておく。
目標
地域資源を活用して、地域課題の解決可能性のある具体的プラン(素案)を
複数案、描き出す。
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第3回のスケジュールなど詳細は後日、このブログで発表します!
是非、ご参加ください!
お問合せ・申込み:
たかしま市民協働交流センター
〒520-1622
滋賀県高島市今津町中沼1-4-1(今津東コミュニティセンター内)
TEL:0740-20-5758 FAX:0740-20-5757
E-mail:webmaster@tkkc.takashima-shiga.jp
タグ :たかしま円卓会議報告
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